4話

ここでは4話の役設定、名前の付け方、稽古メモの一部を紹介します。


田中双葉

役設定

同世代の中では比較的明るめで元気だが、日和と話す場面ではしっかりと「大人」が感じられる。

日和の死後から数日経ち、悲壮感は僅かに薄れたものの、未だに彼女への無念の思いは捨てきれていない。会話の所々に哀愁が漂うのはそのため。

日和のことがとにかく大好き。自分とは確かに違う性格なのにどこか惹かれてしまう。レズビアンというよりはバイ・セクシャルなのではないか。

 

 

 

 

名前の付け方

四話の二人で相談し、二年ごとに電話をかけ続けることに注目した。それに加え、成長している感じが出る植物、草、緑をモチーフにして「双葉」という名に。

苗字は日常でも割と見かける、ありふれた名前であることから抽象的である今作に溶け込むであろうとして「田中」を選び、『田中双葉』となった。

 

稽古メモ



斎藤日和

役設定

中学生の時は大人しく、大人びた感じの女の子。家が割と裕福で比較的厳しく育てられたため箱入り娘感もある。

文学少女で様々な本を読み、特に好きなジャンルはファンタジー。少しメルヘン思考もある。

双葉に関しては変な電話だったと思っていたが三日で忘れた。

高校に入ってからは友達と出掛けたり自分の時間を持つことが増えたため、以前より社交的で明るく見えるようになった。

親とはほとんど喧嘩したことがなく、戸惑っていた中で双葉に優しくされ、双葉が印象に残った。

周りが恋愛話で盛り上がる中、自分にはそういうものがないのが少し寂しく感じている。

大学生になってからは、好きな人の話題を振られたときにふと双葉が頭に浮かぶようになっていたくらい双葉のことが大好き。

これから双葉と色んなことをしようと楽しい期待を胸に事故で亡くなったため、幸せの絶頂期で死ねて良かったのではないか。

 

 

名前の付け方

双葉に対して植物と関わりが深い太陽や水をモチーフとし、「日和」に。そして元々演出さん側から出されていた「斎藤」という苗字と合わせ、『斎藤日和』となった。

また、双葉(植物)は日和(日光)がないと健康に生きていけないという裏設定も。