5話

ここでは5話の役設定、名前の付け方、稽古メモの一部を紹介します。


松草藤麻

役設定

中学三年生。電話の翌日の試合で父親といるところで事故で死亡。

母に対していじったり照れ隠しを言ってしまうお年頃。

稽古メモ



管理人(松草恵利加)

役設定

藤麻と夫を亡くしてからそれまでの仕事をやめて管理人となった。

管理人の仕事は仕事として楽しんでいる。

自分が電話に依存していることも分かっているけど抜けられないからこそ、自分と同じようになる人はあまり出来てほしくないと思っている。

大切な人を亡くしたお客様にはシンパシーを感じて寄り添ってあげたいと思っている。

自分は憔悴する時期が終わったため達観しており、傷ついた若い人にアドバイスもできるが、その憔悴する時期が終わったのは電話への依存のおかげ。

母親としては息子を愛していたが、仕事を優先していた。休日出勤も当たり前だったが、家族との時間を取りたいとは思っていた。

授業参観や試合にあまり行けなかったが、高校に入ってからもあるからそこで行けば良いと思っていた。

二人を亡くして初めて家族の大切さを思い知り、憔悴していって仕事もやめた。

 

息子の名前の付け方

息子の名前は母親役の演者が決めました。

藤の花言葉が優しさ、決して離れないで息子の名前につけるならこういうものかなと思い、「藤麻」に。苗字の「松草」は次の管理人の名前の決め方で説明。ということで『松草藤麻』に。

 

名前の付け方

花言葉が孤独、寂しさ、博愛の"エリカ"と私はすべてを失った、未亡人のスカビオサ、和名で"松虫草"を使いたい。

松虫草から「松草」、これと合わせて姓名診断で成功を掴んでもアクシデントで失う、器用貧乏、不運が度重なり薄幸、別離がキーワードになった「恵利加」で『松草恵利加』に。

稽古メモ